留学生活がはじまったばかりの頃は、先生やホストファミリーのネイティブ英語が全く聞き取れなくて困ることがあります。

英語漬けの生活を送れば、自然と英語が話せるようになる」と思って留学を決意したのに、相手が何を言っているのかわからないのです。私も留学したばかりの頃は、大変苦労しました。相手が言っていることが聞き取れないので、会話ができないのです。

3ヵ月以上の長期留学であれば、数週間の出遅れは気にならないかもしれません。しかし、短期留学の場合は、帰国日までに残された時間が刻々とせまり、焦りを覚えるでしょう。

そんな状況にならないために、留学する前からネイティブスピーカーが現地で話している「本物の英語」を少しでも聞き取れるように、あらかじめリスニング力を強化しておきたいものです。

では、リスニング力を強化するために何をしたらよいのでしょうか。英語であれば何でもいいから大量に聞きつづければいいのでしょうか。もっと効果的な方法はないのでしょうか。

実は、リスニング力を高める近道があります。しかも、この方法は英語を聞き取りする練習をする前にやっておくと非常に効果的です。ここでは、そのリスニング力を高める方法について説明します。

「リスニング力」をアップする近道は発音を学ぶこと

では、リスニング力を強化する近道は何でしょうか。

実のところそれは、「生の英語」をシャワーのように浴びることではありません。ナチュラルスピードで話す「本物の英語」を聞き取れるようするために、最も効果的なのは基本的な英語の発音を学ぶことです。英語の音を出すときの基本を知ることが、リスニング力を向上させる一番の近道です。

「英語を聞き流すだけ」では不十分

リスニング力を向上させるために、ただひたすら英語を聞き流しておけば聞き取れるようになると誤解されていることがあります。もちろん何もしないよりは良いかもしれませんが、それは効果的な方法ではありません。

なぜなら、意味のある単語として認識できない音は単なる雑音だからです。

確かに「英語圏の子供が自然に英語を話せるようになるのと同じように、大量の英語を聞けばいい」という主張もあります。しかし、「赤ん坊と同じような言語習得は、思春期をすぎた頃から難しくなる」と大脳生理学的にいわれています(臨界期仮説)。

また言語に限らず、音を聞き取る能力は年齢とともに衰えてきます。そのため、日本語にない音は聞き取りにくくなります。ただ、小さな子供と比較すると、知識や経験の豊富な大人のほうが論理的に言語を習得する能力は高くなります。

したがって、大人が英語のリスニング力を高める際には、論理的な言語習得能力を生かすことが近道です。

英語の発音を学ぶことが論理的理解の第一歩

では実際に、論理的能力を生かしてリスニング力を向上させるためにはどうしたらいいのでしょうか。

それは、まずスピーキングする(発声する)立場に立つことです。実際に英語の音を自分の口から出してみようとすると、耳で認識している音をなかなか再現できないことに気づきます。どのように口や舌を動かせばいいのかわからないのです。そこで英語の音を発する仕組みを理解すると、口や舌の動かし方を知ることができます。

それらの動かし方を知ったら、後は理屈通りに動かす訓練をするだけです。このようにして、英語の音が生成される仕組みを知り、体得しようとすると別の次元でそれらの音についての理解が深まります。

たとえば、サッカーのルールを説明するとき、実際にサッカー部に入っていた人とこれからサッカーを始めようとする人であれば、理解している内容が格段に異なることは言うまでもありません。それと同じようなことが、英語の音に関してもあてはまります。

そのようにして、英語の音の違いを実際に自分で発声してみると、微妙な音の違い、口や舌の動かし方に気づきます。こういった経験の積み重ねが、会話をしている相手がどのようにして発音しているのか自分の体を通じて認識することにつながります。

英語の発音を学ぶといっても、ネイティブと同じような発音を体得する必要はありません。どのようにして発音されているのかという仕組みを理解するだけでもいいのです。

たとえば、日本人が不得手とするLとRの発音の仕組みを理解していれば、口の動きを観察することでどちらの音を発声したのか見分けることができます。そういった体験が積み重なり、LとRの音の違いを目と耳の両方で認識する回数が増えていきます。

その結果、leadとreadのようにLとRが違うだけで、聞き間違えていた単語も聞き分けることができます。

もしLとRの発音方法が異なることを理解していなければ、「口の動き」という視覚的な情報がなく、聴覚だけに頼ることになります。それよりは、視覚と聴覚という2つの感覚を使える方が、はるかに有利です。

カタカナ発音の英語による弊害

リスニング力向上のために英語の発音を学んでおくべき理由が、もう一つあります。それは、日本にはカタカナ発音の英語が氾濫しているからです。そのため、正しい発音を知らない人があまりにも多いのです。正しい発音がわからなければ、ネイティブの発音を聞き取ることはできません。

「カタカナ発音の英語」には2種類あります。

1つ目は、日本で外来語として使われている英語です。例としてはコミュニケーション、リスペクト、イノベーション、カテゴリー、リーダーシップなど、数えきれないほどあります。日常生活で意識することなく頻繁に活用します。

外来語の研究者であるジェームズ・スタンロー氏によると、「日本語での日常言語に占める英語の割合は10パーセントにもなる」と述べています。和製英語も含めると岩波国語辞典に収録されている外来語のうち約80パーセントが英語起源のものです。

外来語として使われている英語の発音は、ネイティブの発音とは異なります。少し具体例を挙げます。

英語 日本で使うカタカナ英語 ネイティブの発音*
McDonald’s マクドナルド マクダーナルズ
sweater セーター スウェター
virus ウイルス バイラス
chaos カオス ケイオス
chocolate チョコレート チョコリット
potato ポテト パテイトゥ

*上記の「ネイティブの発音」の欄は、カタカナでネイティブに近い音を表現しているため、実際の英語の音とは異なります。

2つ目は、日本人の英語の先生などに多くみられるカタカナ発音の英語です。つまり、外来語ではなく、正しい英文を話しているにもかかわらず、英語を日本語の音のみで発声している状態です。ネイティブに近い発音ができる先生も増えましたが、日本語アクセントが強い先生はたくさん存在します。

また、生徒の立場でも、ネイティブ発音をすると「からかわれる」ため、わざと日本語アクセントで音読することもあります。

イメージしやすいように具体例を挙げます。

I think that he is a good student.(彼はよい生徒だと私は思う)

上記のような英文があったときに、日本語アクセントで発音すると、「アイ・シンク・ザット・ヒー・イズ・ア・グッド・スチューデント」です。

この日本語アクセントで発音された英文は、ネイティブには次のように聞こえます。

I sink that he is a good student.(彼は良い生徒だと私は沈む)

もちろん聞き手であるネイティブが、日本人の話す英語に慣れている場合は、文脈からsinkではなくthinkだと判別します。しかし、こういった例は山のようにあり、日本人アクセントに慣れていない現地のネイティブには全く通じません。

このように、日本で使われている2種類のカタカナ発音の英語が、正しい英語の発音を認識することを難しくしています。ネイティブが使う正しい音を認識するために、まずは日本語の音で形成されるカタカナ発音から離れることが必要です。

カタカナ発音から離れるには、日本語の音には存在しない英語の音を学ばなければなりません。その第一歩が、本来の英語の音を生成する仕組みを理解することです。

英語には日本語にない音がある

カタカナ発音の英語がリスニングの弊害になる理由は、日本語に存在しない英語の音をカタカナという日本語の文字で表そうとするからです。

仮に音楽の世界をイメージしてみましょう。

それはまるでド・ミ・ソの3つの音しかない世界でド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シの7つの音を表そうとしているようなものです。たとえば「レ」の音を表現したくても該当する音がないため、それに近い「ド」や「ミ」の音が使われているようなものです。7つの音の世界の人にとって、「ド」や「ミ」の音は「レ」ではありません。

では、言語の世界に話を戻します。

前述した「think」という単語を例とします。この単語をネイティブの発音に忠実にカタカナ表記してみてください。どうなったでしょうか。考えられるパターンとしては、「シンク」「スィンク」「ティンク」などがあります。どれも本来の音を忠実に表現しているとはいえません。

これは、舌を軽くかんで息を吐くthの音[θ]が日本語にはないからです。しかし[θ]といった発音記号は一般的に日本語の文字として使われないため、カタカナを使うしかありません。そうすると、カタカナで英単語の発音を覚えてしまい、それが記憶に定着してしまいます。

これが英語を聞き取りにくくしているのです。

逆に、カタカナから離れて、英単語の正しい発音方法を知れば、音を単語として認識できるようになります。これが、リスニング力の強化につながるのです。

ネイティブ英語の発音から逃げない

ネイティブのような発音をするのは日本人には難しいという理由から、発音に関する知識を得ることや上達のための訓練をおろそかにする場合があります。しかし、発音は非常に重要な要素だと私は思います。なぜなら発音の知識は、流暢に英語を話すためだけのものではないからです。

これまで述べてきたように、正しい発音方法を論理的に理解していると、リスニング力も向上します。なぜなら、英語には日本語にない音があり、そういった英語独自の音を強制的にインプットしておくことで、それらの音を聞いたときに認識しやすくなるからです。

では、どのような英語の音が日本語にはないのでしょうか。ここから、音という観点から、英語と日本語の違いを見てみましょう。

英語という言語は音が重要

日本語には「あ」「い」「う」「え」「お」の5つの母音があるのに対して、英語には22の母音があります。

たとえば、日本語で「い」に近いと分類できる音は2つあり、具体例としてよく出てくる単語として、eatとitがあります。日本人がこれらの単語を発音すると、eatは「イート」でitは「イット」になるだけで、「イ」の部分には違いがないように聞こえるでしょう。

しかし、ネイティブがこれら2つの単語を発音するとeatは「イート」、itは「エット」のように聞こえます。itの「イ」は、「イ」と「エ」の中間のような音といったほうが良いかもしれません。

さらに日本語の「あ」に近い母音になると5つくらいのバリエーションがあります。代表的なものを紹介すると、apple「アップル」、arm「アーム」、come「カム」、around「アラウンド」、bird「バード」の中に「ア」の音が存在しますが、発音記号で確認するとそれぞれ音が異なります。

また、母音の中には、2つの母音が続いて発音される二重母音もあります。たとえば、cake「ケイク」です。日本のカタカナ英語ではケーキといいますが、二重母音を意識して発音しないと通じません。しかも、二重母音を意識して発音しないと全く別の単語になってしまうものもあります。

具体例を挙げると、bought(buyの過去形)「ボート」とboat「ボウト」、それからborn(bearの過去分詞)「ボーン」とbone(骨)「ボウン」などがあります。

では子音はどうでしょうか。日本語の子音は13ですが、英語では24の子音があります。前述したLとRは日本語ではどちらとも「ら行」の音なので、区別することが非常に難しいといわれています。

このように、英語には22の母音と24の子音があり、合計46の音が存在します。それに対して日本語は5つの母音と13の子音で合計18の音しかありません。つまり、日本語にない音が28もあるということです。

それではここで、英語の音を簡単にまとめてみましょう。まず母音からです。

英語の母音(22音)

発音記号 音が含まれる単語 読み方*
[i:] eat イート
[i] it イット
[e] end エンド
[æ] apple アップル
:r] bird バード
[ə] around アラウンド
[ʌ] come カム
[ɑ:] father ファーザー
[ɑ] top トップ
[u:] two トゥー
[u] book ブック
[ɔ:] almost オールモウスト
[ɔ] long ローング
[ei] great グレイト
[ai] life ライフ
[ɔi] toy トォイ
[ou] old オウルド
[au] out アウト
[iər] here ヒア
[ɛər] chair チェア
[uər] poor プア
[ɔər] floor フロア

*この表にカタカナ表記している読み方は、実際のネイティブ発音とは異なります。英語の音は日本語では表現できないため、一番左の列にある発音記号が必要です。

これら22個の母音の中で、特に注意してほしい音が3つあります。

1つ目は、日本人が発音しづらい[æ]の音です。apple、map、catなどの単語に出てきます。これは、「ア」と「エ」の中間のような音なので、日本語には存在しません。

発音方法は、風邪などの症状が出て病院に行ったときに、口を大きく開けて「あ~」と言うようにと医師に告げられたときにする口の形をイメージしてください。

その状態で、「ア」と発音すれば[æ]の音になります。

日本語を話す際には、口を大きく動かすことがないため、恥ずかしく感じることがあります。しかし、英語の発音をするときはネイティブになりきって大げさにやってみることも重要なポイントです。

2つ目は、[u]の音です。日本語に「う」という似た音があるので、日本語のような発音になり、ネイティブの音とは違うものになってしまいます。これも「ウ」と「オ」を足して2で割ったような音になります。

発音方法は、タコのように唇を丸くおもいきり前に突き出して、「ウ」というと[u]の音になります。恥ずかしがらずに、唇を丸く前に突き出すことが重要です。

最後の音は、二重母音です。これは、out(アウト)、boat(ボウト)、bone(ボウン)、coat(コウト)などの単語にある音です。outは簡単ですが、他の3つは日本語発音だとそれぞれboat(ボート)、bone(ボーン)、coat(コート)と「ウ」の部分を単に伸ばした発音をしてしまいます。

前述したboneとbornのように、よく似た単語がある場合は誤解を生むことがあります。二重母音の発音は特に意識してください。そうすると、リスニングをする際にも聞き分けられるようになります。

では次に、子音を見てみましょう。

英語の子音(24音)

発音記号 音を含む単語 読み方*
[p] pen ペン
[b] big ビッグ
[t] tea ティー
[d] day デイ
[k] key キー
[g] get ゲット
[f] fine ファイン
[v] very ヴェリー
[θ] think スィンク
[ð] this ディス
[s] sun サン
[z] zoo ズー
[ʃ] ship シップ
[ʒ] vision ヴィジョン
[h] have ハブ
[tʃ] watch ウォッチ
[dʒ] joy ジョイ
[m] mother マザー
[n] name ネイム
[ŋ] sing シング
[l] lead リード
[w] we ウィー
[r] read ゥリード
[j] yes イエス

*母音と同様に、この表にカタカナ表記している読み方は、実際のネイティブ発音とは異なります。英語の音は日本語では表現できないため、一番左の列にある発音記号が必要です。

特に重要なポイントは、日本人が英語の子音を発音するときは、息や声をかなり強く出すように意識することです。日本人の場合、発音自体は悪くないのに、声が小さいために聞きづらい場合が多いからです。

24の子音の中で特に注意すべき音は、5つあります。それらは、[l]、[r]、[n]、[m]、[f]です。

まず、日本語の音では似通っているペアである[l]と[r]、そして[n]と[m]を説明します。

・[l]と[r]

どちらとも「ら行」の音に似ているため、日本語に慣れていると発音も聞き取りも難しい音です。rice(お米)とlice(シラミ)を間違って注文したというエピソードがよく取り上げられるため、英語学習者にとってはおなじみの問題といえます。

[l]の音は、舌先を上の歯ぐきの裏側にくっつけた状態で息を吐きだします。歌の歌詞がわからないときに「ララララ」と口ずさむことがありますが、あの時の音に似ています。

[r]の音は、舌の裏を見せるくらい口の中で反り返し、舌先はどこにも触れないようにします。単語の最初に[r]の音がある場合は、前に小さな「ウ」の音をつけます。母音の[u]と同じようにタコのように唇を丸く突き出すのがポイントです。

・[n]と[m]

[n]の音は、鼻音(ビオン)といわれ、日本語の「ん」の音と似ています。日本語の「ん」は、「ん」と発音した後にすぐに舌を歯ぐきの裏側から離します。一方、英語の[n]は、発音した後にすぐに舌を離さず「んー」と音を伸ばしながら、息を鼻から抜き続けます。

[m]の音は、[n]と同様に鼻音ですが、唇を閉じた状態です。リップクリームを塗って、上唇と下唇を合わせてなじませるときのイメージで唇を閉じてください。その状態で息を鼻から出すと[m]に近い音になります。

・[f]

最後に[f]の音です。下唇を上の前歯に軽くあてて「フッ」と息を吐きだしてください。軽くあてるだけで十分です。

[f]に似た英語の音で[v]がありますが、[f]のときは声を出さず、[v]のときは声を出すという違いのみで、口の形は同じです。

これらの音も日本語にはないため、前歯を下唇にあてるという動作自体を恥ずかしいと感じる人もいます。慣れてくればfという文字を見ただけで、そのような動作ができるようになり、恥ずかしさもなくなります。

英語の発音を学ぶ具体的な方法

ここまで、日本語にない英語の音、英語の母音そして子音で特に注意すべき音に焦点をあて、ピンポイントで説明してきました。しかし、前述の通り、英語にはたくさんの母音と子音があります。ここではすべての音について解説できないため、専門の教材を通して学習することをお勧めします。

まずは、論理的に理解することだけでもリスニング力は向上しますが、実際に自分の口、舌、のど、呼吸などを使いながら英語の音を習得するとさらに理解が深まり、リスニング力もそれに伴ってさらに強化されていくでしょう。

そのため、以降ではどのように発音を学べばよいか具体的に説明します。

教材選びのポイントは映像

他の英語教材と同様に、発音を習得するための教材はたくさん出版されています。どれを選べばよいのかわからないくらいありますので、ここでは選ぶ基準をお伝えします。

まず、発音に関する教材を選択する場合の基準としては、必ずDVDやオンラインの動画がついているものを選んでください。CDだけでは聴覚情報だけに依存することになり、ネイティブの舌や口の動きを確認できません。英語の音はできるだけたくさんの感覚を使って接触頻度を増やしてください。

耳で聞き取れなかった場合は、目から入ってくる情報で相手が何を言っているのかを知ることができるからです。受験英語ではないので、ステレオから流れてくる英語の発音を聞き分ける必要はないのです。留学という実践的な場では、耳や目以外にもジェスチャーや文脈、相手の表情、雰囲気まで感じ取って相手が発する音を認識しています。

DVDや動画で得られる視覚的情報の蓄積が、音を判別する際の手がかりになってくれます。そのため、必ずDVDかオンライン動画が付属している教材を購入してください。

教材を使った自主練習

発音の教材を選んで購入したら、それを見るだけでは理解が深まりません。解説をもとに、実際に発音の練習をしてみましょう。その際にとても重要なことがあります。それは、自分の口の動きや音を客観的に確認してみることです。

そのために必要なのがです。できれば角度を自由に変えることができる手鏡がよいです。発音しながら鏡を見て、自分の唇・舌・顔の筋肉の動きを確認しましょう。それを教材のDVD映像やオンライン動画と比較してください。この際には目で見た違いに注目して微調整をしてください。

次に、教材の音と自分の発音を客観的に比較するために、スマホやビデオカメラ、パソコンについているカメラなどを活用して、発音練習している自分の姿を録画してください。もちろん音声も録音してください。これで、目と耳の両方で確認することができます。自分の耳から直接聞く場合と比較すると客観性が増すため、ビデオ収録することはとても有効です。

ネイティブとの実践練習

発音練習が楽しくなってきたら、英会話スクールなどでネイティブスピーカーを相手にLとRの発音を聞いてもらったり、逆にネイティブに発音してもらったものを聞き分けたりすれば、さらに実践的な練習も加えていくことができます。

さらに、通常の英会話レッスンでもネイティブに近い発音をするように心がけてみましょう。これまで通じにくかったことがスムーズに通じるようになり、自信をもって発言できるようになるでしょう。またネイティブの英語も、これまでよりも聞き取りやすくなっているはずです。

日本在住のネイティブが話すスピードは、留学先で話されているものよりもゆっくりです。しかし、スピードやアクセントの異なるネイティブスピーカーと数多く会話することで、日本にいるときから実践に近い練習ができます。

ここまで述べてきたように、英語の発音を学ぶことによって、日本語にない英語の音に耳をならすことができます。その結果、英語の発音自体が上達するだけではなく、飛躍的なリスニング力の向上につながります。