「留学は絶対にダメです」

留学したいと思って親に話してみたら、このように反対された人も多いのではないでしょうか。また、最初から反対されることがわかっているため、親には相談できないと思っていませんか。

留学するためには、未成年であれば親の同意が必要です。また、費用面でも親の援助がないと留学を実現させることは困難です。

では親に留学を反対されたとき、もしくは反対されることが予想できるとき、どのように対処すればよいのでしょうか。

「ピンチはチャンス」の思考法

せっかく留学に夢と期待をふくらませていたのに、親から留学を反対されるととても嫌な気持ちになります。「どうしてこの気持ちをわかってくれないのか」と苛立たしく思うでしょう。

または、親の反対が目に見えているので、怖くて相談すらできない人もいるかもしれません。そのような状況のとき、どうしてもネガティブな面に目を向けてしまいます。

しかし、そういったピンチに直面したときこそ、逆転の発想をすることを心がけてみてください。「ピンチはチャンス」です。

「この状況に隠れているすばらしい点は何か」「今回のピンチで新しく開発できる才能はないか」「この状態で感謝できることはないか」などと自分に質問してみてください。

親が反対するというピンチに隠れたチャンスとは

逆転の発想で考えられるチャンスには、少なくとも以下の3つのことがあります。

  1. 自分では思いつかなかったリスクを回避することができる
  2. 自分の中にある不安を解消することができる
  3. 人を説得するためのスキルを身に付けることができる

これら3つのポイントをもう少し詳しく説明します。

自分では思いつかなかったリスクを回避する

実際のところ、親は自分より何十年も多く経験を積んだ大人の視点を持っています。あまりに身近な存在であるため、他の人であれば「すごい」と思う経験値や知恵を軽く見てしまう傾向があります。

しかも彼らは単なる大人ではありません。あなたのことを自分以上に大切に思ってくれている稀有な存在です。あなたが思いつかないようなリスクを察知できるはずです。

したがって留学に反対している理由は、彼らの経験値や知恵によるものかもしれません。その点に目を向けてみましょう。親が反対する理由を慎重に吟味することは、これまであなたが思わなかった危険を予期することになるはずです。

自分の中にある不安を解消する

留学をしたいと思っているあなた自身も、全く知らない新しい環境で生活することに不安を感じている部分があるかもしれません。そのような状態で自信をもって親を説得するためには、まず自分自身が感じている不安を解消する必要があります

また、自分がまだ経験したことがないことを人に説明し、納得してもらうのは難しいことです。どのような反論に対しても明確に答えるためには、よく調べて知識をつけることが必要です。

それだけでなく、あなた自身の考えもきちんと言葉にしなければなりません。留学する目的や目標が漠然としたものでは、親を納得させることができないからです。

そうでなければ、あなたを大切に思う親が納得するわけがありません。

さらに留学後の計画など、長期的な展望も考えておくべきです。留学に関するありとあらゆる情報が溢れており、その中には留学に対してネガティブな印象を与えるものがあるからです。

例えば、「留学しても英語はできるようにならない」「就職に不利になる場合がある」「海外は危険だ」などといったものです。

そのようなネガティブな情報に対して反論するための、自分なりの考えを述べることが求められます。そのために、留学をした場合のメリットだけでなく、デメリットも考えている姿勢を見せる必要があります。

こうして考え抜くことが親の納得や信頼につながります。また、自分自身の不安を解消することにもなります。それが自信になり、留学生活を成功に導くことへとつながっていきます。

このような考え方を身に付ければ、ネガティブな情報があればあるほど、あなたの留学は成功します。なぜなら、そうならないための対策を真剣に考えることにつながるからです。

人を説得するために必要なスキルを身に付ける

人は説得されることを嫌います。なぜなら「説得」という行為は、「説得する側」に利点があり、「説得される側」は要求される事柄に対して譲歩するようなイメージがあるからです。

しかし、反対している親を説得しないことには留学することができません。したがって、説得するために何をすべきかを真剣に考えるようになります。

説得や交渉といったコミュニケーション能力は、人生において非常に重要なスキルです。「親を説得しなければならない」というこの機会を活かして、説得力をつけることは今後の人生の糧となることでしょう。

説得力のあるあなたの成長ぶりをみて、親は反対しながらもあなたの成長を嬉しく思ってくれるかもしれません。

親を説得する4つのステップ

前項で述べた3つの「チャンス」を念頭に、以降では親を実際に説得する4つのステップを紹介します。

親を説得するための4つのステップ

ステップ1:留学に反対する理由を浮き彫りにする

ステップ2:調査し、資料を準備する

ステップ3:外部の人に助けを求める

ステップ4:(再度)親と話す機会を設ける

それでは、具体的に各ステップを見ていきましょう。

ステップ1:留学に反対する理由を浮き彫りにする

説得することを考える際には、まず相手の意見を聞き、相手の気持ちを理解することが大切です。留学に反対する親の気持ちになって、どのような反対理由があるのかを考えてみましょう。

理由1:一番の関心事は、やはり安全性

親にとって一番重要なのは、大切な子供を危険から守ることです。

TVや新聞で海外の事件が取り上げられたり、日本人留学生が事件に巻き込まれたりするニュースは後を絶ちません。親にとっては、そういった出来事が心配の種になります。

海外旅行などの経験がない親の場合は、特にその傾向が強いでしょう。流れ込んでくる情報に対して、自分自身の経験という「ものさし」がないからです。

人間には「一般化」する癖があります。つまり、一つの事柄がすべての場合に当てはまると思い込んでしまうのです。したがって、海外のある国で事件が発生すると、その情報を一般化し、海外のすべての国々は危険であると決めつけてしまう場合があります。

また、あなたの留学する国に対して危険なイメージを持ってしまっている可能性もあります。

以上のようなことから、反対理由は留学が危険だと思っていることが考えられます。

理由2:留学費用を払う金銭的な余裕がない

留学に関する情報は世の中に溢れかえっています。そのため、「留学は高いものだ」という情報だけを記憶している可能性があります。

その場合、具体的な費用を知る前に、「留学資金を用意することは難しい」と勝手に思い込んでいるかもしれません。それが原因で留学に反対していることが考えられます。

また、子供を前にお金の話をしたくないため、反対している本当の理由が金銭的なものであることを隠す場合も考えられます。

さらに奨学金や教育ローンの情報がない場合は、それらを活用することを検討しないまま反対していることもあります。

理由3:知らないことに対する恐怖心

人は知らないものや、見たことのないものに対する恐怖心があります。

海外旅行などの経験が多い家族を除き、自分の大切な子供が知らないところへ行くこと自体に漠然とした恐怖を感じてしまうのです。

安全性を心配することと似ていますが、この場合は漠然とした不安を抱いている状態です。

よくわからないものに対して援助したいとは誰も思わないはずです。

理由4:とにかく子供が遠くに行ってしまうことが寂しい

親によっては、海外に長期間行くというだけでとても寂しがる場合があります。

また、自分の子供に万が一のことが起こったときに、すぐに駆けつけていけるくらいの距離にいてほしいと親は思うものです。国内にいる場合は、そこへ行くための手段や行程が目に浮かびます。ただ、海外となるとパスポートが必要になり、国際線の航空チケットの手配や現地についてからの行動がよくわかりません。

日本は、国境が他国と隣接しない島国です。そのため、日本と海外を隔てる心理的な壁が大きく、その壁の向こうに子供が行ってしまうことが寂しいのです。

理由5:あなたが留学する動機や熱意が伝わっていない

留学したいという想いを伝えたものの、あなたの考えが親に明確に伝わっていない可能性があります。その場合には、もう一度なぜ留学したいのかを自問してみましょう。

その際に重要なポイントとしては、「留学は手段であって目的ではない」という点です。留学をすることで、あなたの人生がどのように好転するのかを長期的な視点で見つめなおしてください。

親が留学に反対するのは、あなたの将来のことを真剣に考えてくれている証拠です。ここで自分の意志を明確に語れなければ、留学してから苦労することが目に浮かぶのかもしれません。

ステップ2:調査し、親に伝えるための資料と内容を準備する

前項で述べた5つの反対理由をもとに、説得するために必要な調査をし、資料を準備しましょう。

ここできちんと準備できるかどうかはとても重要です。なぜなら、準備が完璧であればあるほど、あなたの留学に対する熱意を親に示すことができるからです。

留学先の安全性について

親にとって最大の関心事である安全性については、できる限り詳しく調査しましょう。

客観的なデータを調査する

留学先の安全性を調べる方法としては、「外務省の海外安全ホームページ」を参照すると、「危険地域の情報」「安全対策基礎データ」「テロや誘拐について」「安全の手引き」「医療情報」などを国ごとに調べることができます。

ホームページ上の地図で留学先の国をクリックすると、その国の情報が出てきます。特に「安全対策基礎データ」のページでは、都市ごとの細かな犯罪発生状況や具体的な防犯対策を解説しています。

具体的な例としては、以下のようなことが記載されています。

防犯対策

・夜間の単独行動を避け、繁華街であっても、酩酊して歩行したり、人通りが途絶える表通りから離れた路地等に安易に入りこんだりしない

・数人の男性が所在なくたむろしているような場所等への立ち入りは避ける

・日本語で話しかけながら親しげに近づいてくる犯罪者もいるので、面識のない者には気を許さない

・スマートフォンを狙った強盗、ひったくり事案が急増していることから、スマートフォンを使用しながら出歩くことは避ける

また、大きなトレンドを調べる場合には、外務省の「海外在留邦人数調査統計」と「海外邦人援護統計」のデータを活用してください。これらの統計データでは、海外で過去に発生した犯罪や殺人事件などを数値で捉えることができます。

「海外邦人援護統計」では、年ごとに殺人事件が発生した国や都市を知ることができます。また、犯罪被害にどのようなものがあるのかも把握できます。

例えば、犯罪被害として最も多く報告されているのは、スリや置き引きであることが統計資料をみればわかります。

このように統計データを調査することは、大きなトレンドを見る上で役立ちますが、親を説得する場合には不適切な場合もあります

親に安全性を説くために、いきなり殺人事件の話をすると、かえってびっくりしてしまうでしょう。したがってこういったデータを知った上で、親の反応を見ながら必要な情報のみ選んで話をするようにしましょう。

ここで重要なポイントは、留学するあなたが危機意識を持っていることを親に示すことです。どのような危険が起こるのかを調べていて、その対策をどのように考えているかを示してあげましょう。

留学先での安全確保

上記では客観的データを調べることを述べましたが、もっと身近な安全対策として、留学先の学校の安全対策や留学エージェントの現地でのサービスなどについても詳しく説明すると良いでしょう。

留学中は、あなたの安全が守られる体制が整っていることを説明してあげましょう。もし、そういった体制が整っていない場合は、留学エージェントや学校に相談してください。

また、日本語の話せる責任者の緊急連絡先を親に知らせてあげましょう。あなたの携帯番号が海外でもつながるからといって、それだけでは不十分です。万が一のための備えとして、あなた以外の責任ある立場の人が必要です。

海外での安全性を高めるためにその他の手段があれば、積極的に活用することを心がけてください。安全に対する意識と知識を増やすことは、海外留学をする上での必須条件です。

留学費用に関して

大抵の場合、親は子供に良い教育を施したいと心から願っています。しかし、留学にかかる費用は、授業料以外にも滞在費や渡航費、現地での生活費や保険料など、さまざまなものがあります。

一般的な家庭では、そういった費用を捻出することは大変なことです。まずそのこと自体を理解し、自分でも留学のために貯金をしておきましょう。

留学準備のために勉強だけでなく、アルバイトをして貯金していることを知れば、親はあなたのやる気を尊重し、協力してくれる可能性が高まります。

では実際に、親に留学費用のことを話す際には、何を心がけるべきでしょうか。

留学費用は高額なものです。何に対していくら必要なのかを明確にしてください。

また、まとまったお金が必要となる時期と金額をはっきりさせましょう。

渡航前、渡航時、そして授業料納入の時期がそれに該当します。さらに、定額費用として、月々の生活費はどれくらい必要なのかをわかりやすく表にまとめてください。簡単に言うと、変動費と固定費を算出することです。

一例として、以下のように横軸を時間にして、留学期間中の年間費用を明確にしてみましょう。

実際は、A~Jには金額が入ります。

7月 8月 9月 10月 11月 12月 ・・・
合計費用 A~G H~J H~J H~J H~J F+H~J
変動費 A~G
パスポート取得 A
ビザ発給 B
航空券 C
保険 D
プログラム手配料 E
授業料 F F
その他 G
固定費 H~J H~J H~J H~J H~J
滞在費 H H H H H
食費 I I I I I
その他 J J J J J

留学先の通貨(USドル)でしか費用がわからない場合は、為替レートで日本円に換算したものを作りましょう。

直近の為替レートは、銀行などのサイトで調べることができます。「為替レート」という言葉でインターネットを検索すれば出てきます。

このときに注意すべきことは、TTSレート(円貨から外貨へ変換するときのレート)を見ることです。TTBレート(外貨から円貨へ変換するレート)は、USドルなどの外貨を持っている人が、それを日本円に換金する際に適用されるものです。

また、為替レートは日々変動します。そのため、「Excel」や「Googleスプレッドシート」などの表計算ソフトを使い、為替レートを参照するようにすれば、日本円への換算が簡単になります。

例えば、日本円に換算しているセルが複数ある場合を考えてみましょう。

上の図では、C3に「2,000ドルを円換算したもの」、D3に「700ドルを円換算したもの」を入力しようとしています。

日本円に換算する際に、C3とD3のセルに、為替レートが変わるたびに新しい数値を入れるのは面倒です。そのため、ある日の円ドルの為替レートで、1ドルが120円だった場合、A1のセルに120と為替レートを入力します。

そのとき、C3のセルを日本円に換算するために、「=2,000*120」と入力するのではなく、「=2,000*A1」とA1のセルを参照するようにします。同じくD3も「=700*A1」にします。

そうすると、A1の値を変更するだけで、他の金額も同時に新しい為替レートに変更されるようになります。

このように、留学エージェントなどが用意する見積書をそのまま見せるのではなく、そういった資料をもとに試算したものを用意しましょう。

さらに奨学金を申請する予定があれば、そのことを親に伝えてください。また、奨学金の申請結果通知の予定や実際にお金がもらえる日付など詳細な情報も必要です。

あるいは、奨学金を申請しても給付されない場合、どのように対処するのかまで考えておきましょう。

最後に最も大切なことを述べておきます。

親にとって、金銭的な理由で子供を留学させてあげられないというのは辛いことです。金銭的な理由で反対された場合には、その辛さを理解しないまま反発しないようにしましょう。なぜなら、別の方法で留学資金を調達できたとしても、最終的に親の合意が得られなくなる可能性があるからです。

親への敬意を示すことは、どのような状況でも大切です。

親が知らない留学先の情報をできる限りたくさん提供する

実は私が留学するまで、私の家族は海外旅行へ一度もいったことがありませんでした。アメリカで日本人留学生が射殺されたばかりの頃だったので、アメリカは危険だという認識が強い状態でした。

そのような雰囲気の中で、日本の大学を中退してアメリカの大学へ編入することを親に承諾してもらう必要がありました。当時は気付きませんでしたが、後から考えると説得するために効果があったと思われることがあります。

それは、長期留学をする前に、その前年に同じ大学へ2か月間の語学留学をしていたのです。現地の写真を見せ、充実した2ヵ月の短期留学について目を輝かせながら話していたのだと思います。

では、まだ行ったことがない場合、似たような効果を得るために何ができるでしょうか。

留学先の資料をできる限り集めてみましょう。説明する際には、視覚的に訴える映像や写真などを数多く用意してください。またそれらの資料を見せる際には、説明するあなた自身が楽しそうであることも大切です。

「日本では経験できない素晴らしいことが留学先で待ち構えている」「そのことを考えたらわくわくして眠れない」というようなあなたの感覚が伝わると効果的です。

親が寂しいと思う気持ちを汲み取る

大切な子供が遠く離れた異国へ旅立つことは本当に寂しいものです。「かわいい子には旅をさせよ」といわれても、本心はやはり寂しいはずです。

そのことを素直に認めることは、身近な人であればあるほど照れくさいものです。その本心を思いやり、留学先から定期的に連絡することを約束しましょう。

いまでは電子メールやSNSを活用すれば、すぐに連絡が取れる状況にあります。しかし、そのような状況のほうが、かえって連絡をとらない可能性あります。なぜなら、「いつでも連絡が取れる」という安心感があるからです。

そういった事態を招かないためには、毎週、特定の時間に親に連絡をすることを自分に義務化しましょう。

例えば、毎週日曜日の朝10時に「親へ連絡」といったリマインダーが自動的に届くような仕組みを作っておけば忙しくても忘れることはありません。

また、最初は寂しがっていたはずの親も、時間の経過と共にあなたが留学していることに慣れてくることでしょう。そうなれば安心ですが、定期的な連絡は子供としての最低限の義務であると認識してください。

留学に対するあなたの熱意を伝える

あなたはなぜ留学したいのでしょうか。留学する動機や目的を明確に言葉で表現できるでしょうか。「他の人たちが留学しているから」「ただ何となく」といった理由では、誰も納得しません。

留学の動機や目的について真剣に考えることは、冒頭で述べた自分の中にある不安を解消するためにも役立ちます。そのため、自分になぜ留学したいのかを質問してください。

漠然とした答えしか出てこない場合には、「トヨタ生産方式」で使われている「なぜを5回繰り返す方法」を活用してみてください。

具体的には、以下のように活用します。

なぜ1回目:「なぜ私は留学したいのか?」

答え:「友人たちが留学するから」

なぜ2回目:「なぜ友人たちは留学するのか?」

答え:「就職する際に有利だと思っているから」

なぜ3回目:「なぜ就職する際に有利なのか?」

答え:「英語が話せるようになって、グローバル社会で必要な人材と思われるから」

なぜ4回目:「なぜ英語が話せて、グローバルな人材と思われる必要があるのか?」

答え:「今後、日本企業は日本市場だけでなく海外市場へと進出するから」

なぜ5回目:「なぜ日本企業は海外市場へ進出するのか?」

答え:「日本は少子高齢化が進み、海外市場を開拓しないと生き残れないから」

というように掘り下げることができます。

自分なりの答えが見つかるまで、掘り下げてみてください。自分でも驚くほど明確な理由が見つかるかもしれません。

留学する動機や目的に、正解はありません。未知の領域に進む際に、何が正しいかなどということは誰にもわかりません。自信をもって留学の目的や自分の成し遂げたい目標を、はっきりと熱意をもって親に話してみましょう。

ステップ3:外部の人に助けを求める

経験したことがないことは実感を伴わないため、どうしても説得力がないように思えます。

そういった場合には、すでに留学を経験したことのある先輩の体験談や留学プログラムについて詳しい先生の話などを聞ける場を設けましょう。

早い段階から留学することを決めている場合には、留学エージェントや教育機関などが開催する留学フェアなどへ親と一緒に参加することを促してみましょう。

また、親が信頼している親族や親の友人の中で留学賛成派の人がいれば、その人を味方につけることも検討してください。

自分が欲しいものを得るために、自分だけの力だけでなく他の人の協力を仰ぐことは、海外生活をする上で重要なスキルです。

ステップ4:(再度)親と話す機会を設ける

これまで準備してきた内容をもとに、親と話してみましょう。その際には次の3つのポイントに注意してください。

話をする場所とタイミング

子供の人生を左右する大切な話し合いになるため、親も心構えが必要です。

ゆっくりと静かに話ができる場所を選びましょう。また、他のことで頭がいっぱいで心に余裕のないときは避けたほうが賢明です。

伝える内容を冷静に論理的に組み立てる

親の反対意見を織り交ぜながら、留学があなたにもたらす利点を冷静かつ論理的に話しましょう。準備した内容をすべて伝えるのではなく、親の反応を観察しながら、必要な情報を提供してください。

また、利点だけではなく、留学に行くことで起こり得る不利なポイントを敢えて伝えると説得力が増します。

伝え方を工夫する

これまで「親を説得する」という言葉を使ってきました。しかし、自分のことを真剣に考えてくれている人たちへの相談だと思ってください。そうすれば、自信をもって準備した内容を話せることでしょう。

自分が留学する目的や目標を、いつものあなたらしく熱意をもって話せばきっと理解してもらえるはずです。

ここまで努力しても承諾が得られない場合は、再挑戦するか別の手段を検討してみましょう。どうしても承諾できない理由が隠れている可能性があるからです。親の意見を聞きながら、本心を聞き出してください。

最終的に親からの承諾を得て、留学先へ旅立ってからは、必ず約束した通りの行動をとってください。親からの信頼を得ることは、これからあなたの将来を左右するような大切な相談をするときに重要になってきます。

もしここで約束を破ると、それなりの評価しか得られません。できることなら約束した以上の方法で親の心配を取り払ってあげましょう。

まとめ

親に留学を反対されたときは、そのことをピンチではなくチャンスと捉えてみましょう。そういった逆境を好転させる捉え方をすると、思いがけない利点に気づき、状況を一変させることができるようになります。

この経験を通じて、自分のことを大切に考えてくれている親に感謝することができます。また、自分では見えなかったことや、考えが及んでいなかった部分をあらためて検討することができることでしょう。