ホームステイといえば、ホストファミリーとの会話で盛り上がり、家族団らんを楽しむ場面を多くの人が想像するのではないでしょうか。

しかし、ホームステイが始まり数週間もすると、最初は親切で話しやすいと思っていたホストファミリーに対して疎外感を覚えたり、彼らと話すことが怖くなったりしてしまうことがあります。

留学したばかりの頃は、私もホストファミリーと会話することが苦痛で仕方ありませんでした。まず、彼らが何を話しているのかを全く聞き取れません。特にホストファーザーは、英語の独特の言い回し(スラング)を多用し、話すスピードが速いため、全く理解できませんでした。

ホームステイ開始当初は、会話の糸口をつかむためにさまざまな質問をホストファーザーが私にしてくれました。しかし、私には彼が何を言っているのかさっぱりわかりません。単語ひとつ聞き取れないのです。

質問がわからなければ答えようがないため、意味のない愛想笑いをしてその場をしのぎました。そんな状況が続くと、ホストファーザーは私のことを「英語が全く話せない静かな人」と思い込んでしまったようです。また、そのような私と会話することが苦痛になったのか、次第に「ハロー」といった簡単な挨拶しか交わさないようになりました。

留学前に思い描いていた夕食後の団らんとは異なり、ホストファミリーの会話に全く加われない状態が続きました。夕食後は、リビングの片隅にある小さいオレンジ色のソファーに座り、黙って彼らの会話を聞いているだけです。しかし、それも徐々に苦痛になりホームステイ開始から2週間後には、夕食が終わると部屋に戻り一人で勉強するようになりました。

ホームステイが始まって3ヵ月経過した頃、やっと彼らの会話を理解できるようになりました。少しずつですが、自分の意見を述べることも増えていったのです。楽しいことをしている3ヵ月は短く感じますが、苦しい日々が連続すると、とてつもなく長く感じるものです。

せっかくのホームステイなのにスタート時点から失敗してしまったことを私はひどく後悔しました。

英語力が向上するまでの間の苦しさを、ホストファミリーに原因があると責めてしまうことがあります。しかし、たとえホストファミリーを変更しても、自分の英語力は変わりません。自分が変わらなければ、別のホームステイ先に行っても状況は改善しない可能性が高いです。

ホストファミリーとの問題は、英語力が高まり、留学先の文化に慣れていけば解決する場合がほとんどです。しかし、短期留学の場合は、そのような時間的な余裕はありません。また、長期留学であっても、孤独感を感じることなく、最初からホームステイ生活を楽しめる方が良いです。

では、実際に英語できちんと会話できるようになるまでの間、どのようにすればその状況を乗り越えられるのでしょうか。ホストファミリーと一日でも早くコミュニケーションがとれるようになるためには、何が必要なのでしょうか。ここでは、その方法について考えていきましょう。

英語力がなくても会話はできる?

私がアメリカの大学で初めて語学留学をしたとき、その大学には日本の会社を休職して留学していた30代のYさんという女性がいました。彼女はまだ渡米したばかりであったため、私たちと同じ語学研修プログラムを受講していました。

Yさんの英語力は、私たち短期留学生と差はありませんでした。しかし不思議なことに彼女は現地の学生や教授たちとすぐに打ち解け、会話をしていたのです。そんな彼女をうらやましく思ったため、私は単刀直入に彼女にコツを聞いてみることにしました。

そうすると、Yさんは次のように答えました。

「いつも出かける前にね、『今日はこのことを話そう』とか、『Mr. XYZは歌舞伎に興味があるって言っていたから、日本から持ってきた絵葉書をあげよう』とか、いろいろ考えて準備しているのよ。そうすれば、お友達になれるでしょ。せっかく留学しているのに、みんなどうしてもっと積極的にいろんな人に話しかけないのかしら、もったいない!」

彼女の言葉を聞いて、Yさんと私の大きな違いに気づきました。それまでの私は、話しかけられることを待ち、相手の質問に答えることだけしか考えていませんでした。常に受け身で、相手のことを思う気持ちが欠けていたのです。

会話上手な人は、事前準備を欠かさない

Yさんにコツを聞いてから、彼女のような話し上手な人たちが実践していることをもう少し調べてみました。その結果わかったことがあります。それは、コミュニケーションの上手な人は事前準備を怠らないということです。

会話上手な人たちは、誰かと話をする際に、その場で話す内容について考えているのではなく、常日頃から会話のネタを考えているのです。また、そのネタを話す状況を頭の中でイメージし、どのように伝えると楽しく会話できるかを思いめぐらせています。

それを日本語で行うか英語で行うかの違いはありますが、頭の中でリハーサルする際に英単語や効果的な表現を調べます。

一方で、会話が苦手な人は、会話のネタを考える習慣がないため、会話のチャンスが突然目の前に現れると困ってしまいます。日本語であれば、そういった状況をなんとかしのぐことができます。しかし、英語の場合は、そう簡単にはいきません。意識的に会話のネタを考え、それを英語で話す練習をする必要があります。

少し想像しただけでも、会話のネタを用意しておくことは面倒で大変なことのように思えます。実際にどのようにして準備すればよいのでしょうか。以降では「会話ネタを用意するための具体的な方法」について解説します。

会話ネタを用意する具体的な方法

ホストファミリーとの会話ネタを準備する際には、ホームステイの英会話集を参考にするとよいでしょう。なぜなら、そのような英会話集には、ホームステイ先でよく聞かれる質問が記載されているからです。

それらは、日本人留学生を迎えたホストファミリーがこれまでに質問したことを寄せ集めたものです。したがって、彼らがどのようなことに興味を持っているかを把握する材料になります。

また、どのような質問をされるかを前もって知り、事前に回答を用意しておけば、即興で英作文をする必要がありません。準備している答えを伝えるだけであれば、英語に自信がなくてもスラスラと回答できるはずです。

では、具体的にどのような質問をホストファミリーは聞いてくるのでしょうか。インターネットや書籍、そして私の経験からよくある質問集を作成してみました。

ホームステイ先でよく聞かれる質問

以下の通り、ホストファミリーによく聞かれる質問を2つに大別しています。1つ目は、留学生活に関するもので、2つ目は、留学とは関係のない一般的な質問です。

では、まず一般的な質問を列挙します。

あなたのこと:
Which part of Japan are you from?(あなたは日本のどこの出身ですか?)

What is the population of your city/town?(あなたの町の人口は何人ですか?)

What their favorite food is that is special to their country?(あなたが最も好きな日本の食事は何ですか?)

What do you want to do after you graduate from college?(学校を卒業したら何をしたいですか?)

What type of music do you listen to?(どのような種類の音楽を聞きますか?)

Is there a band or singer from Japan that you really like?(とても好きな日本のバンドや歌手はいますか?)

What kind of movie do you like the most?(どのような映画が好きですか?)

Who is your favorite actor/actress?(あなたの好きな俳優・女優は誰ですか?)

What do you do in your free time?(余暇には何をしていますか?)

Have you been to this country before?(今までにこの国に来たことはありますか?)

Where else have you traveled?(この国以外で旅行に行った国はどこですか?)

How many years have you studied English?(英語を何年間勉強しましたか?)

あなたの家族・友人・恋人のこと:
Do you have any brothers and sisters?(兄弟・姉妹はいますか?)

How old is your brother/sister?(あなたの兄弟・姉妹は何歳ですか?)

What does your father do?(あなたのお父さんの職業は何ですか?)

What does your mother do?(あなたのお母さんの職業は何ですか?)

Has any of your friends come here to study with you?(今回の留学に一緒に来た友人はいますか?)

Do you have a boyfriend/girlfriend?(ボーイフレンド・ガールフレンドはいますか?)

Please tell me about your boyfriend/girlfriend.(ボーイフレンド・ガールフレンドについて教えてください)

日本に関すること:
If you could tell us one thing about your culture, what would it be?(日本文化について1つだけ話すとしたら、何について話しますか?)

How is school different in Japan? Is it easier or harder?(日本の学校はこの国の学校とどう違いますか?簡単ですか?厳しいですか?)

What is TV like in Japan?(日本のテレビはどのような感じですか?)

Say something interesting in Japanese.(日本語で何かおもしろいことを言ってみてください)

次に、留学生活に関する質問です。

留学生活について:
What is the strangest experience you’ve had since you were here?(ここに来てから最もおかしな経験は何ですか?)

What new foods have you tried here?(ここに来てから挑戦した新しい食べ物は何ですか?)

Which food do you like the best here?(ここの食べ物で最も好きなものは何ですか?)

Do you ever get homesick?(ホームシックにはなりませんか?)

How was school today?(今日、学校はどうでしたか?)

回答の準備方法

ホームステイ先でよく質問される内容を把握したところで、実際にそれぞれの回答を書いてみましょう。このとき重要なポイントが2つあります。

1つ目は、自分の言葉で書くことです。最初は、できる限り辞書を引かないで書いてみましょう。2つ目は、自分がその質問に回答している様子を想像しながら、話しことばで書いてください

ホストファミリーから最もよく聞かれる質問を分類すると3つのカテゴリーがあります。それらは、「あなたのこと」「あなたの家族のこと」「日本に関すること」です。以降では、これら3つのカテゴリーで注意すべき点を説明しながら、回答を準備する方法について説明します。

「あなたのこと」

前述の質問集をみると、ホストファミリーから質問される内容は、「出身地」「出身地の人口」「日本の食事で好きなもの」「学校卒業後にやりたいこと」「音楽」「映画」「余暇に何をするか」「海外旅行」「英語の勉強」など多岐にわたります。

最初からこれらすべてについて書くことは大変ですから、あなたが最も興味のあることを1つだけ選んで書いてみましょう。その際には、話す相手が日本人ではないことを念頭においてください。

たとえば、日本の食事で好きなものを説明するときに、「私はうどんが好きです」と伝えるとします。その場合、欧米の人たちに「うどん」と伝えても、知らない人のほうが多いはずです。「Udon Noodle(うどん麵)」で通じる人もいれば、「Noodle」の部分はわかりますが、「Udon」がわからない人もいます。

料理の場合は、原料や作り方などをもとに翻訳すると伝わりやすいです。先ほどの「うどん」の例であれば、材料は小麦粉ですから、「noodle made of wheat flour(小麦粉から作った麵)」と説明すればよいでしょう。さらに、その説明に加えて、日本には「ラーメン」や「そば」という麺類があることや、「うどん」でも地域によって味が異なることなど、話を広げたり深めたりすることができます。

また、この話をした後で、カップ麺のうどんを披露すると、とても喜ばれるのではないでしょうか。このように一つの会話ネタをホストファミリーにどのようにして伝えるかを頭の中で想像するだけで、さらに別のネタを思いついたり、ホストファミリーを楽しませたりするアイデアが湧いてくるはずです。

次に、出身地の人口に関する質問について少し触れておきます。意外ですが、この質問をよく聞かれた記憶があります。インターネットが普及した今日となっては、出身地の人口を事前に調べる必要はないかもしれません。その代わり、大きな単位の数字を日本語から英語に変換する練習をしておくと良いです。想像以上に時間がかかるからです。

例えば、3,730,000は英語でどのように言ったらよいでしょうか?少し考えてみてください。

答えは、「three million and seven hundred and thirty thousand(スリー・ミリオン・アンド・セブン・ハンドレッド・アンド・サーティー・サウザンド)」です。

英語で大きな数字を読む際のコツは、「,(カンマ)」の位置に注目することです。以下の通り、百から十億までの読み方を記しています。参考にしてください。

大きな数の読み方(百から十億まで)

100 ワン・ハンドレッド(百)

1,000 ワン・サウザンド(千)

10,000 テン・サウザンド(万)

100,000 ワン・ハンドレッド・サウザンド(十万)

1,000,000 ワン・ミリオン(百万)

10,000,000 テン・ミリオン(千万)

100,000,000 ワン・ハンドレッド・ミリオン(一億)

1,000,000,000 ワン・ビリオン(十億)

数字を英語で伝えるという点では、ホームステイ先の電話番号など人に伝えることが多いものは、何度も練習しておくことをお勧めします。日本語の音で記憶しているものをいったん視覚で捉えなおして、また英語の音に変換していることに気づくと思います。

例えば、仮に03-5521-7445という電話番号を日本語では、「ゼロ・サン・ゴー・ゴー・ニー・イチ・ナナ・ヨン・ヨン・ゴー」と読みます。では、電話番号を目で見ないで、日本語の音だけをもとに英語に変換してみてください。意外と難しいことに気付くと思います。

では次に家族のネタを考える際は、何に注意したらよいでしょうか。

「あなたの家族のこと」

家族に関しては、親の職業や兄弟姉妹の年齢などを質問されることが多いです。前述の質問集には記載していませんが、ホストファミリーがペットを飼っている場合は、ペットの話もすると喜ばれます。

ここで一番大切なことがあります。家族の話をする際には、写真を見せながら話をするようにしましょう。そうすると伝わりやすいからです。あなたが家族と一緒に日本の景色の中で写っている姿をみせてあげましょう。

もちろん写真は家族のことを話すときだけではなく、すべての会話のときに活用できます。

私の場合は、日本らしい風景の写真を集めたアルバムを作成し、ホストファミリーに見せながら会話をしていました。例えば、田植えの様子が写ったものや満開の桜の写真などです。

ただ風景写真よりも、あなたやあなたに関係のある人物の写真を見せる方が、会話は弾みます。会話ネタを用意する際にどの写真を見せるべきかを考慮しておくと良いでしょう。

「日本に関すること」

日本に関する会話ネタを用意する場合は、日本のことだけを話すのではなく、「留学先の国の社会・文化」と比較しながら話をするとより興味を抱いてもらえます。

たとえば、留学先がイギリスの場合には、次のように比較しながら伝えると効果的です。

イギリスでは、原則として靴を履いたまま家の中に入るようですが、日本では住居に入るときに靴を脱ぎます。靴を脱がない家庭を私は知りません。

(In England, basically you wouldn’t take off your shoes when entering a house, right?  In Japan, we must take off our shoes when we enter a house. There are no exceptions.)

また海外の人から見ておもしろいと感じる日本のことを日ごろからリストアップしておくことをお勧めします。

具体的には、以下のようなことがあります。(  )には説明の際に参考となる英語訳を記載しています。

  1. 自動販売機(vending machines)が至るところにある
  2. 食品サンプル(food sample made of wax)が本物そっくり
  3. 無料でポケットティッシュ(Kleenex slim pack facial tissues)を配る
  4. トイレにウォッシュレット(toilet with bidet function)がついている
  5. 和式の便器(Japanese toilet)
  6. サラリーマンや大学生が電車内で漫画(manga or Japanese comics)を読んでいる
  7. パチンコ店(Japanese gambling machine parlor)
  8. カプセルホテル(a hotel with small capsules for people to sleep inside and the capsules are stacked side by side and put on top of the other like a jungle gym or climbing frame)

英語で日本文化を紹介してある本では、歌舞伎や茶道などといったものしか読んだことがありません。もし滞在先のホストファミリーが日本人の留学生をこれまでに迎えたことがあれば、そういった知識はすでに持っている可能性があります。

そのため、以上のような日本に旅行しなければわからないような雑学的な日本文化をネタにして紹介すると喜ばれるでしょう。言葉だけではイメージしづらいので、写真も見せながら説明するとわかりやすいです。

留学生活に関する質問について

最後にあなたの留学生活に関する質問は、留学前に準備をすることはできません。ただ、基本的な考え方として、日々身の回りで起こったことや感じたことを英語で表現する癖をつけてください

そうすることで、質問例にあった「How was school today?(今日、学校はどうでしたか?)」という「How are you?(元気?)」に近い表現にも臆することなく答えることができます。

書いた原稿をもとに話す練習をしてみよう

以上の質問や注意点をもとに会話ネタの原稿が書けたら、次は練習です。原稿を声に出して読みますが、その際はまるで目の前にホストファミリーがいるかのように話してみましょう。当然のことですが、発音がわからない単語はあらかじめ調べておきます。

調べ方は、発音のわからない単語をインターネットで検索してください。「発音のわからない単語+辞書」「発音のわからない単語+dictionary」で検索すると辞書のウェブサイトが結果に表示されます。辞書のウェブサイトでは、スピーカーのようなアイコンがあり、そこをクリックするとネイティブの発音を聞くことができます。

また、練習するときには、自分の声を録音してみましょう。可能であれば、自分の話している姿を録画して、自分の表情やジェスチャーを客観的に見たり聞いたりすると英語の練習になります。さらに、英語ができる友人や英語(英会話)の先生に聞いてもらえれば完璧でしょう。

ここまで説明してきたように、会話ネタを実際に話す練習をしておけば、恐れることはありません。ホームステイ先で最初の週から積極的に話しかけることができるでしょう。また、すでにホームステイ生活がはじまっていても上記の要領で準備し、挑戦してみてください。ホストファミリーも、積極的な態度で努力しているあなたをきっと応援してくれるはずです。

そうはいっても、このような準備をすることは大変です。ただ、そのように感じながらも、これを実践すれば次のようなメリットがあることを知れば、実践してみたくなるのではないでしょうか。

会話ネタを準備することで得られる3つのメリット

会話のネタを用意するメリットは、大きくわけて3つあります。1つ目は「ホームステイをさらに楽しめる」こと、2つ目は「英語力が伸びる」こと、そして3つ目は「ホームステイ以外の場でも会話ネタを活用できる」ことです。

それでは、これらのメリットを1つずつ順に説明します。

メリット1:ホームステイをさらに楽しめる

初めて人と出会うとき、どのような第一印象を与えるかは非常に重要です。それと同様に、ホームステイ生活の最初の頃、ホストファミリーにどのような印象を与えるかもとても大切です。ホストファーザーが私のことを「英語のできない静かな人」と思ってしまい、なかなかその印象が彼の頭から離れず、打ち解けるまでに時間がかかりました。

第一印象が大切だといわれる理由は、ここにあります。私がホストファーザーと仲良くなるまでに時間がかかってしまったのは、第一印象のせいでした。このように、最初に与える印象がその後の人間関係に大きな影響をもたらしてしまうのです。

間違った第一印象を与えないためにも、場当たり的に受け身でホストファミリーと会話をするのではなく、会話ネタを準備・練習して、積極的に話しかけるようにしましょう。たとえ発音が悪く間違いだらけの文法で英語を話していたとしても、その積極的・主体的な姿勢は伝わるはずです。

また、会話のネタを持っていれば、以下のように考えることができます。

「昨日はホームステイ初日だったから、疲れて早く寝てしまったけれど、今日は準備してきたあのネタを夕食の時間にしてみよう」

「そういえば、『趣味は何か』と聞かれたけれど、車のネタがあるなぁ。ホストファーザーが早く帰ってくるって言っていたから、今日はそのことを話題にしてみよう」

「日本料理に興味があるみたいだから、あのネタが使えるぞ」

このように、ホストファミリーと会話することに前向きな姿勢をもつことができます。

さらに、そのような積極的な態度で話しかけてくるあなたに対してホストファミリーは好感を抱くはずです。

その上、あなたが伝える内容が発展して「日本料理をメインとしたパーティーを開いてはどうか」とか「あなたは車が好きだと言っていたからクラシック・カーの展示会に今週末行ってみよう」などと誘ってもらえる可能性も増えるに違いありません。

メリット2:英語力が伸びる

前述のように、会話ネタを準備・練習しておけば、自信をもって英語を話せます。そうすると、自然と声も大きくなり、表情豊かに話せるでしょう。大きな声で自信をもって話をすると相手に伝わりやすくなるので、自分の英語力に益々自信がでてきます。自信がつくと間違いを恐れないので、もっと話をするようになります。

また、会話する機会が増えると、発音や文法の間違いをホストファミリーから指摘してもらえる機会も増えていきます。そういった指摘が、英語で話すスキルを伸ばしていくためには欠かせません。

用意していた会話ネタについても、ホストファミリーの反応を見ながら改良していくことができます。彼らが興味をもってくれた部分を膨らませ、退屈な部分を省略していけば、その会話ネタが益々おもしろいものになっていきます。

ホストファミリーは、あなたの英語力が上達していく様子を喜び、さらに会話をする機会が増していくでしょう。そうなれば、必然的に英語力が伸びていくことになります。

メリット3:ホームステイ以外の場所でも活用できる

3つ目のメリットは、用意している会話のネタは、ホームステイ以外の他の場面でも活用できることです。留学生活の中では、ホストファミリーと同じような質問を学校の先生やほかの国から来ている留学生、もしくは現地の学生から何度も受けることがあります。

その場合も、ホストファミリーのときと同様、事前に準備している内容を伝えるだけです。また、それまでにホストファミリーと話したことのある内容であれば、すでに練習しているネタです。あなたの英語がとても上達していることに周囲の人たちは驚くでしょう。

このように同じ会話ネタを何度も話すことによって、英語を話すことに対する抵抗が薄れ、スピーキング力が向上するはずです。

さらに、学校の授業でも、事前準備をした会話ネタを活用することができます。自分のことや日本文化についてスピーチをする機会があるかもしれません。そのような場合には、準備している会話ネタがそのまま利用できるのです。

まとめ

これまで述べてきたように会話のネタを事前に準備しておくだけで、ホストファミリーとのコミュニケーションが円滑になり、英語力も確実に伸びていきます。また何よりも、積極的に現地の人たちと関わり合うという姿勢が身につくことは間違いありません。

これはホストファミリーとの会話ができないという問題を克服するだけはありません。留学生活に対する考え方そのものを大きく変革するきっかけとなるはずです。主体的・積極的な態度で、ホームステイ生活を楽しめるように準備しましょう。